小児科

当科の特徴

勝部 康弘

小児科 部長

さまざまな小児疾患に対し、一般外来とは別枠に専門の医師による特殊疾患外来を設けています。また、新生児・未熟児医療の分野でも地域の中核的役割を担っています。

各医師は、自分の専門分野にこだわることなくあらゆる疾病に対処できるように、日々努力をしております。患者さまのご希望などで、他の専門病院の方がより利益が大きいと判断した場合は、責任をもって他院を紹介しています。大学病院や専門病院のような専門性を併せ持っているのが、当院小児科の最大の特色といえます。



おもな診療・検査内容

新生児・未熟児医療/NICUの紹介

社会保険認可NICU3床、GCU10床の計13床で新生児・未熟児医療を行っています。年間入院数は約160名で、原則的に在胎27週以降、出生体重 1000g以上を扱っています。これはより未熟な新生児は地域NICUではなく総合周産期センターで管理を受けるべきだとの考えに基づいています。この条件下では、死亡率はほぼゼロになっています。

院内出生児は、低出生体重児を中心に呼吸障害、感染症、先天異常児などを扱っています。できる限りお母さんと一緒に帰っていただけるよう、在胎34週以下、出生体重2000g未満を目安に入院治療を行い、低出世体重児でも2000gをこえる児は合併症のない限り産科病棟で母児同室になっています。

院外出生児も積極的に受け入れています。神奈川県は周産期医療システムが完備されており、システムを介する患者さまも入院しています。また、神奈川県の特徴として、総合周産期センターで超急性期を管理した後に、地域NICUへ転院し、退院までのケアを行う「バックトランスファー」が多くなっています。「小回りのきくNICU」として、できるだけ両親に赤ちゃんと接していただく時間を多くするように努めています。

NICU

NICU入室前の手洗い

 

おもな対象疾患

在胎27週以降、出生体重1000g以上の新生児に発生した内科的病態すべてが対象となります。外科的手術を要する赤ちゃんについては院内で最後まで対応することはできませんが、ご相談をお受けすることは可能です。また、状況によっては超低出生体重児もお引き受けできる場合もございます。

 
【他の医療機関のみなさまへ】新生児のご紹介について

周産期システムを介してご紹介いただいても、また直接ご連絡をいただいても結構です。直接ご連絡いただく場合は、小児科の西澤までご連絡ください。

 

退院後のフォローアップ

NICU に入院した児を中心とした発育・発達のフォローアップ外来を行っています。低出生体重児のみならず、出生後のトラブルにも対応しております。院外出生児についても同様のフォローアップをしておりますので、里帰り分娩や転送された場合などもご遠慮なくお申し付けください。
※完全予約制となっています。

 
【他の医療機関のみなさまへ】フォローアップ外来へのご紹介

お電話で、小児科外来へ直接ご予約ください。なお、ご予約の電話は平日の午後2時以降にお願いいたします。

 

新生児のお母さま方へ

母乳育児のトラブル等でお困りの方についても、外来でのご相談をお受けいたしております。西澤の外来日にあわせてご来院ください。

小児病棟勤務室

小児病棟

一般外来

小児科外科待合室

平日(月~土曜日)の午前中一般外来を受け付けております。以下の症状で受診される方がほとんどですが、稀に重篤な疾患が含まれております。まずは一般外来を受診されてください。その後、適切な指示をいたします。

・発熱

・咳嗽

・頭痛

・下痢

・嘔吐

・発疹

・感冒

※一般外来受診は原則、他院からの紹介状は不要です。

 
外来看護師からのお願い
  • 初診受付窓口にて、小児科のカルテを作成した上で小児科外来窓口にお越しください。
  • 小児科外来窓口で、作成したカルテを提出し、番号札(白とピンク)をお取りください。
  • 記入用紙に体温・体重を記入して、番号札のピンクの札と診察券を窓口に提出してください。
  • 番号札の白い札はそのままお持ちになり待合いフロアでお待ちください。
  • お名前を呼ばれましたら、中待合室に入り、受付カウンターにある診察券をお取りください。このとき、お持ちになっていた白い札とピンクの札をあわせて所定の箱に戻してください。
  • 診察券は診察室で医師にお渡しください。
  • 会計は外来計算窓口5番・6番または7番・8番窓口で行っております。

 

※からだに発疹のある方、耳の下が腫れている方は「はしか」、「おたふく」、「水ぼうそう」。「風疹」、「溶連菌」など感染症の可能性がありますので小児科受付で申し出てください。他の患者さまへの感染予防のため特診室で診察します。

不明な点がございましたら、小児科スタッフに声をかけてください。小児科看護師一同、あたたかい対応を心がけております。

 

特殊疾患外来
 
  • 消化器・肝臓
    難治性下痢症、炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎、クローン病等)、および慢性肝疾患(脂肪肝、B型肝炎、C型肝炎、食道アカラシア、先天代謝異常による肝疾患など)
  • 循環器・川崎病
    先天性心疾患(心室中隔欠損、心房中隔欠損、ファロー四徴症など)、後天性疾患(リウマチ熱、心筋症、川崎病の冠動脈病変など)、不整脈(心室性期外収縮、上室性期外収縮,QT延長症候群、発作性上室頻拍など)、学校心臓検査で発見された心臓疾患等、小児の心臓疾患全般。
  • 神経
    てんかん、熱性けいれんなどの痙攣性疾患。運動発達障害や知的障害などの発達障害。フロッピーインファントや筋ジストロフィーなどの筋疾患。
  • 腎臓
    学校集団尿検査で発見される無症候性尿異常(血尿、蛋白尿)、腎炎、ネフローゼ、腎不全、先天性腎尿路奇形、尿路感染症、尿細管疾患等。
  • アレルギー
    気管支喘息、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、アレルギー歴のある人への予防接種等。
  • カウンセリング
    知能検査、性格検査などの心理検査の他、不登校、心身症、夜尿や言葉の問題についてのご相談もお受けしています。
  • その他
    乳幼児健診、期検診、就学前健診、渡航前・渡航後健診、予防接種一般、家族相談、遺伝相談、乳幼児の運動・精神発達評価、マススクリーニング、各種学校健診陽性者の精密検査、各種診断書の作成等。

おもな検査内容・設備のご案内

 
溶連菌迅速検査

腎炎、リウマチの熱等の原因となる溶連菌の迅速テスト。咽頭の検査。15分で結果が出ます。

 
インフルエンザ迅速検査

A型、B型の型別に結果が出ます。咽頭または鼻汁の検査。30分で結果が出ます。

 
RSウイルス迅速検査

ダ咽頭または鼻汁の検査。30分で結果が出ます。

 
アデノウイルス迅速検査

咽頭または鼻汁の検査。30分で結果が出ます。

 
ロタウイルス検査

乳幼児の代表的な下痢症です。受診翌日に結果が出ます。

 
マイコプラズマ感染症

肺炎を起こす代表的な感染症です。血液検査で判定します。1時間で結果が出ます。

 
各種培養検査

細菌、真菌、結核菌等の検査をおこないます。

 
アレルギー検査

採血検査でおこないます。ハウスダスト、ダニ、卵、牛乳など。特殊なものは医師にご相談ください。

 

画像診断

単純エックス線、CT、MRI、MRA、シンチグラフィー、血管造影検査など。

 
生理機能検査

心電図、呼吸機能検査、トレッドミール検査、ホルター心電図検査、24時間血圧測定、心臓・腹部・その他の部位のエコー検査、脳波検査、ABR(聴性脳幹反応)など。

 
骨髄穿刺

骨に針を刺して骨髄を採取して行う検査です。

 
腰椎穿刺(ルンバール)

腰椎に針を刺して行う検査です。髄膜炎の診断等。

 
腎生検

背中から腎臓に針を刺して行う検査です。腎臓病の病名、重症度を調べます。

 
各種内分泌負荷試験

薬を注射して、各種ホルモンの分泌状態を調べる検査です。低身長、先天性代謝異常などが対象となります。

 
心理検査

知能、発達、性格等を診断します。

 
休日ならびに夜間時間外診療

休日ならびに夜間の急患はお電話でお問合せください。
(夜間 午前0:00以降の診察は、川崎市小児夜間救急体制の整備により、川崎市の小児急病センターをご利用くださいますようお願いいたします)
※小児急病センターをご利用される場合は、事前に電話で受診確認をお願いします

 
南部小児急病センター(川崎市立川崎病院)
  • 044-233-5521

 

北部小児急病センター(多摩区役所内)
  • 044-933-1120