武蔵小杉病院・NICU/GCU

武蔵小杉病院

周産期・小児医療センターを改修本格運用を開始

 地域の再開発に伴い人口流入が著しい川崎市中原区、その中心に位置する武蔵小杉駅に隣接する日本医科大学武蔵小杉病院。前号でご紹介した「周産期・小児医療センター(産科、小児科、新生児内科、小児外科)」の本格運用からおよそ半年が経過し、改めてセンターリニューアルの思いと現在の様子を伺いました。


安心してお産が迎えられる街であり続けるために

 武蔵小杉駅周辺の再開発によって人口が急増するとともにお産の需要が拡大する一方、数年前から近隣では、お産を診る医療機関が減少傾向にありました。そのため、当院では平成22年より「周産期・小児医療センター」を設置して、周産期・小児の救急受け入れ態勢の充実に力を注いできました。そして、引き続き高い需要が見込まれることから、さらなる体制の充実を図るべく、県と市の補助を受け改修工事を行い、「周産期・小児医療センター」のリニューアルを実施しました。
 今回のセンター改修では、新生児集中治療室(NICU)を3床から6床、そして継続回復室(GCU)は6床から12床へと大幅に増床し、新生児医2名と小児外科医1名を新たに迎えました。また、本格的な周産期・小児救急の受入れ態勢構築という点では、優れた実績を持つ葛飾赤十字産院のご協力のもと看護師の研修を行うなど2年がかりで準備を進めてきました。センターの本格運用から半年が経過して、他院からの搬送の受入も進んでおり、今後はより地域の産科やクリニックを支援してこの地域で安心してお産が迎えられるという環境を一緒に守っていきたいと考えています。


勝部センター長 勝部小児医療センター長:昨年10月以来、救急搬送の受け入れも順調にいっていると思いますし、手術件数も着実に積上ってきています。小児外科医を中心に他の専門各科が連携してこれまでは当院では手に負えなかった患者さんが治療できているのは何より嬉しいことです。大学病院としては、「あそこに送れば、何かしてくれる」という近隣の先生たちの支えになれればと思っています。また、病棟においても、新生児医の加入と新生児や小児救急の認定看護師のおかげで24時間安心してお子さんを預けていただける体制です。今後、この体制を維持していくのは簡単なことではありませんが、これに加えて全国的に現在も不足している新生児専門医や小児外科専門医を育成して、大学病院のもう一つの大切な役割を果たしていきたいと思っています。


NICU新人看護師編泊瀬川看護師長NICU(新生児集中治療室)は、まだ保育器の中で成長を見守らなければならない赤ちゃんはもちろんのこと、産後まもなく体調や精神面で不安を抱える「母親にも気を配れる」技量が求められる。そのため、武蔵小杉病院の周産期・小児医療センターのNICUでは、新生児も母体も、そして正常分娩もそうでないケースも十分にケアできる看護力を養うため、NICUと産科、小児科の間で人事交流や勉強会を頻繁に行っているという。そう話すのは、「私自身、最初に配属されたのは小児科でした」という泊瀬川看護師長。今日は、そのNICUに配属された新人看護師のお二人にもお話を伺いました。

 横山看護師「患者さんは小さな赤ちゃんばかり。最初はさわるのも怖くて。」NICUに異動してきた時の印象をこう語るのは、横山知加看護師。平成23年4月にCCMに入職、改修に合わせて10月にNICU勤務となった。「とにかく覚えることが多くて、覚えることで精一杯でした。」元々保育園・幼稚園に勤めていた経験を持つ市原紗和子看護師。彼女も同じく10月に異動してきた新人看護師だ。
 忙しく駆け回りつつも、一人ひとりの赤ちゃんに声をかけることを怠らない先輩スタッフを見て「本当にみんな赤ちゃんが好きで、一生懸命なんだな」と身を持って感じるという。新人の二人に対しても、先輩看護師は「わからないことがあったら何でも訊いて」と優しく声をかけてくれるし、医師も質問をすると病態生理のことも含めて、懇切丁寧に説明をしてくれる。
 そんな先輩方を見習って、二人はどんなに忙しい中でも、自分で症状などを訴えることができない赤ちゃんの、ちょっとした動きや変化を見逃さないよう細心の注意を払う。赤ちゃんのことだけではない。お産直後は「なんとか赤ちゃんの生命が助かってほしい」という不安を抱えた母親が、徐々に落ち着きを取り戻すと今度は「退院してきちんと育てられるのか」という不安に駆られることがある。そんな母親の不安を取り除いていくのも看護師の仕事だ。
市原看護師 少しずつ技術も身につけた。早く生まれてきた赤ちゃんに対して、タオルやマットを使ってできるだけ胎内環境に近づけた状態にするポジショニング。今後は経験を積んで授乳指導などもできるようにしていきたいと意気込みを語る。

「当たり前のことですけれど、優しく、常に患者さんの立場に立って、どうすればいいのかを考えていける看護師になりたい。」(横山さん)。
「日本医大は救命救急が有名だけれども、人の命を助けるだけでなく、その人の心の支えとなることのできる看護師を目指しています。」(市原さん)。
二人の今後の活躍に大いに期待したい。


新人看護師へのメッセージ髙橋看護部長周産期・小児医療センターとしてリニューアルスタートいたしましたことを大変うれしく思っています。武蔵小杉病院は以前から3床のNICUがありましたのでもっと充実できればいいと看護部としても考えておりました。そのリニューアルした病棟に新人を迎え、新人は戸惑うことも多々あり、先輩も同様だと思います。しかし新生児のケアを看ますと「自分が希望した科でやりたい仕事なんだ」と思いました。真剣に取り組み、命と向き合っている姿はとても凛々しく、頼もしいです。今後もまだ勉強する事は沢山ありますが、今の気持ちを大切にして成長してほしいと思います。

所在地・ご連絡先

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電話:044-733-5181(代表)
夜間・休日救急:044-733-5181
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休診日:
日曜・祝祭日,
年末年始(12/30〜1/4),
創立記念日:4月15日(当該日が日曜・祝祭日となる場合はその翌日)
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